起業したての方はもちろん、ある程度事業が軌道に乗ってきた方でも、ビジネス写真に何度もお金を払う余裕はないはずです。
せっかくなら、無駄なお金を払わずに良い写真を揃えたいですよね!
このページでは私がやらかした失敗も含めてご紹介し、ビジネス写真を依頼するフォトグラファー選びのコツをお伝えしたいと思います。
失敗例1:名刺用が必要だから写真館での撮影をお願いした
「まずは名刺に写真を入れないといけないな!」と思い
ある写真館で名刺用のビジネス写真を撮ってもらった、ある起業家Aさん。
その写真を載せた名刺を作ってみました。
なかなか良い名刺です。しかし、セミナー開催のLP(ランディングページ)を作ろうとして、ハッと気づいたとのこと。
「自分を覚えてもらいたくて、LPトップと申込ボタンを配置するところに自分の写真を配置しようと思ったら、名刺用の写真1種類しか持ってなかったことに気がつきました。
同じ写真を使いまわすのもおかしいので、他の写真は自撮りのものを使いました。でもクオリティが低い上に、どうしても作った笑顔になってしまう写真ばかりで、セミナー開催のモチベーションそのものが下がってしまいました…」
Aさんは「まずは名刺を!」と意気込んだものの、その先を考えていなかった…とおっしゃっていました。
起業するときにはやることがたくさん!
とりあえず目先のことを片付けていくことに夢中になってしまいがちです。
起業家になると決まったら、まずはなにが最低限必要な写真なのか、それを用意するためには、どんなフォトグラファーに撮ってもらうのかを決めましょう。
失敗例2:副業サイトで安いカメラマンにお願いした
一番多い失敗パターンはこの選択です。
フォトグラファーの方のお人柄も良く、対応も良く、気持ちよく写真が撮れました!という方が多いのも事実です。
でも!この場合、こんな失敗談をよく伺います。
● ネイリストのBさん:
「ネイリストをしていることをお伝えしたら、『ネイリストであることが伝わるようにキラキラ写真にしました!』と言われ、納品された写真はまったく自分のイメージにあわないものだったのです。
私は丁寧な仕事がウリなのに、出来上がった写真を見ても私の良さは伝わらないと思いました。」
● ファイナンシャル・プランナーのCさん:
「日本FP協会のホームページには、CFP®資格を持つファイナンシャル・プランナーを検索できるページがあるのです。
そこに載せたくてプロフィール写真を撮ったのですが、『FPの信頼感を出します』とおっしゃって、結果、先生のような写真になってしまいました。
FP協会のサイトに載っている人たちはみなFP。
その中でどうにかして私らしい個性を出したかったのに…
安いから悪いカメラマンという意味ではありませんが、起業家の場合はその方のならではの強みが表現できている写真であることが大切です。
そのためにはまずはその方の起業のきっかけや理念、どんなお客様を幸せにしたいのかなどをしっかりヒアリングする必要があるのです。
失敗例3:高額でも有名な写真家なら安心だと思った
これは私の失敗例です。
起業する時に写真が必要になったので、ある高名な(そしてかなり高額な)写真家の方にプロフィール写真の撮影をお願いしたのです。
出来上がった写真は女優のような素晴らしい写真!
女性としてはきれいになってるのは単純に嬉しいので、気に入ったのですが…友人からのコメントは
「きれいだけど、そらさんじゃないみたいだね」
でもすっごくきれいに美肌にしてもらったし、有名な写真家さんに撮ってもらったから、博がつくかな…と思いそのまま使うことに。
しかし!そのあと実際に現場でご挨拶すると
「なんかお写真と全然イメージが違うんですね…」と言われてしまい、その後の打ち合わせも、うまくいかないという結果になってしまったのです。
この経験が、私に、起業家のビジネス写真に本当に必要な要素とは何かを教えてくれたのです。
自分が良い思った写真が、お客様目線から見た場合必ずしもあなたという大切なブランドがお伝えできてるとは限らないのです。
では、このような失敗をしないためにはどうしたら良いのでしょうか?